試作品フリーサービスを始めるきっかけを教えてください
量産を前提としている製品。
その開発製造には大きなリスクがつきまといます。
例えばどれだけ使用していただけるのか、販売に至るまでにどのような課題があるのか等。
そのようなリスクが考えられるため、いったいどれだけの製品が日の目を見ず消えていったのでしょうか。
リスクやトラブルを事前に把握することで、安心して世に製品を出せるようにするため、試作品フリーサービスは生まれました。
未だない様々なアイデアもこのサービスを通じて1つでも多く世に送り出したいという願いでスタートしたのです。
サービスの強みを教えてください
もちろん製品を量産する段階までに進めるには、大きな壁を何度も乗り越える必要があります。
試作品フリーサービスは、リスクを知ることによって不安材料を取り除き、自信をもって世に製品を発表できるようになることを目的にしています。
また、他にも同じ困りごとをお持ちのお客様がいらっしゃるかなど市場を知る機会にもなりますので、製品を世に出す最初の一歩として挑戦しやすいことがこのサービスの強みになります。
今までのような量産可否判断が前提ではなく、まずは形にするところまでをお約束することで、前もって課題を抽出することができ、製造手法やノウハウ、パートナー企業の方々のネットワーク構築に繋がります。
サービスを始めてからのお客様からの反応を教えて下さい
お客様の反応は上々です。
無償ですし(笑)
お困りごとの共有に積極的ですし、こちらも大変勉強になっています。
サービスの課題はありますか
課題は、想定どおり量産するには大きな投資が必要になるケースが多く、使用時の制約範囲内ギリギリで製造方法を広く検討しないといけないことです。
投資対効果はいつもつきまといますが、ソリューションを常に見つけたいと思っています。
サービスの今後の発展について教えてください
「既存製品では少し足りない」「まだ世に出ていない製品が欲しい」というお客様からのニーズはMade in JapanをコンセプトにしているFastGeneでは非常に貴重です。1つ1つのニーズが製品を産み出すアイデアに繋がります。
今は、試作品の中からヒット製品を産み出したいという気持ちです。Made in Japanから世界が真似をするような製品を発表できることが目標です。
色んな分野の研究者の方々からアイデア、お困りごとを頂けるサービスに発展させたいので、この記事をご覧いただいた方々からご依頼を頂けると嬉しく思います。